リストのテンプレートを作成できるようになりました

対象のサービス
Lists
SPOSharePoint Online
PowerShellを用いた設定
対象の環境
Webブラウザー
反映完了日
2022年10月31日(GA)
リリースステータス
反映済み
反映済み
● 基本情報:
ListsやSharePointのリストでは、用途に合わせたテンプレートを利用できます。

● 変更前:
ListsやSharePointのリストで利用できるテンプレートは、Microsoft社が既定で追加している8種類のテンプレートのみでした。

● 変更後(反映済み):
PowerShellのSharePointコマンドレットを用いて、テナントごとに管理するリストのカスタムテンプレートを作成できるようになりました。

リストのカスタムテンプレート機能が反映されると、リストの作成画面の [テンプレート] 欄に「Microsoftから」タブと「所属している組織から」タブが追加され、カスタムテンプレートは「所属している組織から」タブに表示されます。


「所属している組織から」タブ

また、作成したリストのカスタムテンプレートに対してアクセス権限を設定することで、カスタムテンプレートを利用できるユーザーを制御できるため、ユーザーの役割に応じて必要なテンプレートのみを表示できます。

この記事の内容は、メッセージセンターに掲載されたMC267581、およびMicrosoft 365 ロードマップに掲載された70753に基づいています。
2021年11月9日に更新されたメッセージセンターの情報に基づき、内容を更新いたしました。

リストのカスタムテンプレートを作成する


ListsやSharePointのリストでは、用途に合わせたテンプレートを利用できます。

従来、ListsやSharePointのリストで利用できるテンプレートは、Microsoft社が既定で追加している8種類のテンプレートのみでした。

このたび、PowerShellのSharePointコマンドレットを用いて、テナントごとに管理するリストのカスタムテンプレートを作成できるようになりました。

カスタムテンプレートの作成手順は以下の通りです。
#テンプレートにするリストを変数として指定する
$extracted = Get-SPOSiteScriptFromList -ListUrl "テンプレートにするリストのURL"

#リストのデザインで使用するサイトスクリプトをアップロードする
Add-SPOSiteScript -Title "リストの名前" -Description "リストの説明" -Content $extracted

#前述のコマンドレットで返されたIDを利用してリストのデザインを作成
Add-SPOListDesign -Title "テンプレートの名前" -Description "テンプレートの説明" -SiteScripts "ID" -ListColor <リストの色>  -ListIcon <リストのアイコン> -Thumbnail "サムネイルに利用する画像のURL"
■リストのデザインで利用できる色とアイコン
リストの色として指定できるのは以下の12色です。
・DarkRed  ・Red    ・Orange   ・Green     ・DarkGreen   ・Teal
・Blue    ・NavyBlue  ・ BluePurple ・DarkBlue  ・Lavendar      ・Pink

リストのアイコンとして指定できるのは以下の12個のアイコンです。
・Bug    ・Calendar  ・BullseyeTarget  ・ClipboardList   ・Airplane  ・Rocket
・Color    ・Insights   ・CubeShape   ・TestBeakerSolid   ・Robot   ・Savings

リストの色、リストのアイコンともに英語で指定する必要があります。


リストで設定できる色とアイコン

リストのカスタムテンプレート機能が反映されると、リストの作成画面の [テンプレート] 欄に「Microsoftから」タブと「所属している組織から」タブが追加され、カスタムテンプレートは「所属している組織から」タブに表示されます。


「所属している組織から」タブ

なお、テナントでカスタムテンプレートを作成していない場合、「所属している組織から」タブには、カスタムテンプレートが追加されていない旨を知らせるメッセージが表示されます。


カスタムテンプレートを追加していない場合の「所属している組織から」タブ

カスタムテンプレートのアクセス権限を設定する


作成したリストのカスタムテンプレートに対してアクセス権限を設定することで、カスタムテンプレートを利用できるユーザーを制御できるため、ユーザーの役割に応じて必要なテンプレートのみを表示できます。

カスタムテンプレートのアクセス権限の設定方法は以下の通りです。
Grant-SPOSiteDesignRights -Identity ”ID” -Principals "ユーザーのメールアドレス"  -Rights View

既定ではすべてのユーザーがリストのカスタムテンプレートを表示できますが、アクセス権限の設定を行うと、アクセス権限が付与されたユーザー以外はカスタムテンプレートを表示できなくなります。
この記事の内容は、メッセージセンターに掲載されたMC267581、およびMicrosoft 365 ロードマップに掲載された70753に基づいています。
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